2017年8月1日火曜日

任期折り返しの報告① 行政の情報公開!

久しぶりの更新になってしまいました。

6月いっぱいまで「うらフェス」にどっぷりで、その後も議会やら昆布漁のお手伝いやら、気づけばもうすぐ夏も終わってしまいそう(気が早い)。
一旦間があくと、どうもなかなか手につかないですよね(言い訳)。
思い立ったが吉日ということで、えいやっと筆を執る次第です。キーボードですが。

と、カジュアルに書き出してみましたが、なんと。
いつの間にか四年の任期の半分が終わっているわけでございまして、誠に光陰矢のごとしです。

年始に振り返り記事なんかもやりましたが、今回は任期半分の振り返ってみます。
ちょうど、先日開催した「活動報告&意見報告会」でざっくりそのあたりお話したので、そのままその報告みたいな感じになろうかと思います。

活動報告&意見交換会


手探りでやりはじめた会ですが、定例会(3月、6月、9月、12月)が終わった後に開催しています。前回で6回を数えました。
だいたいいつも10人くらいの方に来ていただいていて、車座で和気あいあいとやっております。

車座でわいわいやってます

最初にざっくりこちらから報告をお話して、後半はそれと関係あるコト(ないコト)、まちの気になることを色々お話いただいてます。
ようやく肩の力を抜いてできるようになって来たような気がします。
たまに近隣町村からスパイ(!?)も来て、他町の話も交えてなかなか活発です。
意外となかなか楽しいので、これからも続けていきます。

議員の活動は「わからない!」と言われがちです。
議会での発言がどんな風に形になっていくものなのか、このブログでも、報告会でも、ちょっとでもご理解いただけると嬉しいですね。

行政の情報公開


さて、その報告会でもお話した報告の一つ目。

以前、行政の情報公開を進めるべきと訴えました。
浦河町議会の先進的といっていい情報公開については以前も触れましたが、行政もずいぶん進めています。

私の考えはこちらから見れますが、要するに、行政情報を積極的に公開することは、信頼や知見を得ることにつながり、町民と一緒にまちづくりをする基本になります。お金も手間もかからないですし。

2016年5月の議会だより抜粋

こうした考えに理解いただき、公開すべき情報を内部で検討、整理いただきました。
今では最新の情報がこまめにウェブサイトで更新されています。

中でも特筆すべきは、町が事務局をしている様々な協議会の議事録と配布資料が公開されていることです。
ここまで一気に公開が進んだのは私も正直びっくりです。
手間もかかるかなと思ったのですが、もともと内部資料として議事録は残しているため、アップするだけのようです。
関心のある方は下記のリンクからどうぞ。

- 会議結果|町政に関する情報|浦河町


しかし浦河のような小さなまちでもこんなにたくさんの会議があるとは!
議会だけでなく、様々な分野の会議でたくさんの方々が意見しているのだなとあらためて知ることになりました。

報告会では、FacebookなどのSNSでも発信しないのかといった声もありました。
確かにやらないよりはいいと思うのですが、内容や頻度の検討は必要がありそうです。

ちなみに今年の議会(委員会含む)の議事録はこちらで公開されてます。
膨大な量なので追いついてないところもありますが...。

いっぺんに書くつもりだったのですが、長くなりそうなのでいくつかにわけますね。
議員かくあるべしみたいなのにほとほと疲れたので、しばらくはこんな感じでやってこうと思います。
ヒゲ型も微妙に変えました。

2017年3月1日水曜日

浦河から考える日高の広域公共交通試案(3)

日高の広域公共交通を浦河から考える第三弾です。
その後、日高線は沿線7町長が全線の復旧を断念し、一部区間を復旧してDMV運行の可能性を模索する方針になりましたが、ここでは引き続き淡々と必要な公共交通について考えていきたいと思います。

前回までは、地域に最低限の公共交通が必要であることと、その「最低限」の補助線として3時間の「日帰り圏」をひとつの例として示しました。
浦河からは現在、公共交通では都市部へ日帰りでアクセスできない状況が続いています。


「特急うらかわ号」を増えせば日帰り圏は解決するのか?


今まで浦河から最寄りの都市であった苫小牧市。
JRで2時間半でしたが、代行バスだと4時間以上かかります。

ただし、もうひとつ選択肢があります。
前回もお示しした、浦河から苫小牧経由で新千歳へ向かうバス「特急うらかわ号」です。
一日一本しかありませんが、3時間で行くことができます。

「じゃあ単純にこの3時間で行けるうらかわ号増便すればいいんじゃないの?」
と考える方もいるかもしれませんが、本当にそれで解決するのでしょうか。

こちらを御覧ください。

うらかわ号所要時間代行バス所要時間JR(H26)所要時間
浦河駅6:549:308:36
静内駅7:5060分10:5686分9:3559分
鵡川駅8:5060分12:55119分10:4267分
苫小牧駅9:4555分13:3338分(JR)11:1735分

特急うらかわ号、日高線代行バス、JR日高線(運行時)のダイヤと所要時間の比較を表にしたものです。
ぱっとみて、代行バスの所用時間に目がいきます。
ここの浦河-静内間に時間がかかる理由は、国道から山中の駅にぐるっと迂回して行くのでわかりますね。

しかし、同じようにほぼ国道沿いの静内-鵡川間もかなり時間がかかっています。
なぜでしょうか。

乗客の乗降車にも時間はかかる


単純な鉄道と自動車の速度以外にいくつか要因があると思いますが、実際に乗ってみるとわかってきます。
ひとつはこの区間も一部国道から駅に向かう道にはいっていくこと、さらに静内駅での接続に余計に時間がかかること、もうひとつは駅とは別に高校生のために途中の高校で直接乗降車しているためと思われます。
が、その要因以上にかかってしまっているようです。

それが途中での乗客の乗降車時間です。
あまり人が乗っていないと言われる日高線ですが、本来300人の輸送密度がある区間です。特に静内以西は比較的人口も多い区間です。
早朝に出発して乗り込む乗客のほとんどが苫小牧で降車するうらかわ号と違い、日中に区間内の乗降車がちょこちょことある代行バスではこの点が異なります。
ですから、そのあたりも考慮にいれると単にこの「うらかわ号」のようなバスを増やしても3時間にはなりません。おそらく全体で20分は超過してしまうはず。
というか、それなら3時間半で行ける札幌と変わらなくて、「最寄り」ですらないのですが...。

このようにDMVでも、そのままバス転換しても、この日帰り圏の問題はおそらく解決できないだろうと思います。
また日高道延伸をその代替とする考え方もありますが、公共交通の視点で言えば、残念ながら所要時間に寄与しません。
その日高道、門別から静内までの延伸に1,500億円かけて30分ほど短縮されるのですが、JR日高線は復旧に150億円もかからず2時間の短縮効果(浦河-苫小牧間、代行バス比)がありました。
沿線7町長には今まで復旧に向けて取り組んできていただきましたが、全線復旧は断念とした判断は大変残念に思います。

とはいえ、ここからどうするかを考えていかなければなりません。
試案と言いつつ現状の整理で3回もかかってしまいましたし、その間に状況も変わってきてしまいましたが、次からいよいよ本題に入っていきたいと思います。


2017年2月7日火曜日

浦河から考える日高の広域公共交通試案(2)

日高の広域公共交通を浦河から考える連載の第2回です。

前回の記事では、自家用車以外の方の移動手段として最低限の公共交通が必須だという考え方と、現在の浦河を中心とした公共交通網を示しました。
では、どのような公共交通が「最低限」なのでしょうか。

日帰り圏という考え方


色々と考え方はあるでしょうけれども、一つの視点として、日帰り圏というものがあります。
全国市町村アンケートによると2時間40分ですが、国交省は3時間を日帰り圏と考えているようです。
いずれにせよ2時間半から3時間程度が、日帰りで行き来できる圏域と考えて良さそうです。どこに住んでいても、一般的な実感としても妥当と言えるのではないでしょうか。

自家用車の日帰り圏


現在、国として中核都市への都市機能の選択と集中が検討、実施されています。
浦河のような農村部としては、日帰りできる都市へのアクセスの重要性は高いです。
これが自家用車の場合、何の問題もありません。

浦河町を中心とした自家用車による時間圏域
ざっくりとした図ですが、ご覧の通り、札幌や釧路まで3時間程度で到達可能です。
苫小牧や帯広まで2時間です。

公共交通の日帰り圏


ところがこれが、公共交通だとどうでしょうか。
前回の記事でもお示しした現在の公共交通をもう一度御覧ください。

浦河を取り巻く広域公共交通網

札幌まで3時間半かかっており、日帰りがちょっと難しくなります。
現実にはバスで日帰り出張している方もいらっしゃいますが...。結構身体がきついですよね。

次に苫小牧ですが、JRだと2時間半で行けていました。
これが今の代行バスでは、乗り換え時間も含めて4時間です。
これにより、例えば前回お伝えしたような苫小牧に行けない方々が現れました。

もう一つの選択肢として、苫小牧を経由して新千歳まで行くバス「うらかわ号」があります。
これは3時間で苫小牧に行くことができますが、往復一日一本しかないので、なかなか使いづらいのが正直なところです。

帯広まで4時間半、釧路まではそこからさらに2時間です。

JRが運休してから、通院、買い物、仕事、家族や友人との交流など、もともと日帰りできていたものが、できなくなっている現状があります。
「最低限の公共交通」を考えるにあたって、このような都市部への日帰り圏をひとつの補助線にしてみるのがいかがでしょうか。

今回はここまで。

3月2日(木)に「日高の公共交通を考えるシンポジウム」が新冠で開催されるようです。
それまでにもう少し考えていきたいと思います。