2018年2月28日水曜日

タブレット、導入するならしっかりと。子どもたちに本当に必要なことに予算と時間を!

全小中学生に導入されているタブレット。
様々な方から現状をご報告いただいたり、ご意見頂戴しました。
ご協力ありがとうございました!

タブレット問題は新聞掲載も


本件は、先般2月23日(金)の厚生文教委員会でとりあげました。
すでに先週のことになってしまいましたが、新聞にも記事が掲載されていましたね。

日高報知に掲載された記事

「ネットがつながりにくい。」
「改善されたらしいが確認する授業時間も惜しい。」
「不具合ある度に対応に追われるから使えない。」
「そもそも週に一回使うかどうか。」

今回あらためてご意見を求めると、各方面から様々な声を頂戴しました。
低学年中心に喜んでドリルを問いている良い面もあるようですが、私のまわりではいまだにどちらかと言えば否定的な話を聞くことが多いです。

詳しく聞いてみると、パソコンが古すぎてタブレットで代替していたり、そもそもネット以前にテレビやプロジェクターが全クラスに配備されているわけではなかったり...
本当に現場とコミュニケーションがとれているのでしょうか。
膝をまじえて話をするところからはじめていただきたいものです。

解約できないタブレット、保守契約のないネット環境


ところでタブレットの契約は、小中学生全員にあたる1000台分。
リース料は5年間で総額約8000万円ですが、途中解約できないそうです。
と、まずそれに衝撃を受けました...

そしてネット回線の保守契約は特になし。
それにも個人的には衝撃が...

導入時、もっと丁寧に時間をかけて審議すべきだったのではないか。
わかっていれば強く反対するなり修正を求めるなりできたのに...。
という悔いが残りますが、もう今さらどうにもなりません。

導入時の委員会の記事はこちら↓から。

総合戦略で子育て助成が充実する一方、すべての小中学生にタブレット導入?


きちんと子どもたちに本当に必要なものに、未来につながることにお金をつかっていただきたい。
そしてせっかく導入するからには使える環境整備をしていただきたい。

教育委員会は未来の浦河を担う子どもたちを育てるという重大な責務を担っています。
社会で活躍できる大人を育てられるかどうか、双肩にかかっていると言っても過言ではなりません。
自ら自信と誇りをもって、子どもたちに恥ずかしくない姿勢で仕事に取り組んでいただきたい。

細かな提案まではできませんでしたが、引き続き今後の取組みを見守っていきたいと思います。