4案件でした。
浦河町税条例等の一部改正(専決処分)
毎年税制は少しずつ変わっているのですが、国の法律に合わせて浦河町の条例も変更になりました。
地方税にかかわる部分なのですが、一応総務省からはその概要が示されています。わかりづらいですが、町からは私たち町民にもわかりやすいように補足説明がありました。
増税になるのは、基本的に軽自動車税です。
少し複雑なのですが、要するに古い車は増税になり、環境に配慮した車の購入者には軽減措置があるといった内容です。
少しでも環境負荷の低い車に買い換える動機をつくり、省エネを促す方針ということですね。
たばこ税は少しずつあがっていますが、今年は据え置きでしたね。
現在は一箱あたり約100円が町税として納められています。
住民税で新しくできるのが、医療費控除(スイッチOTC控除)の特例です。
一般の薬局で購入した医薬品が1万2千円を超えると、超えた金額分が所得から控除されます。期間は2017年1月1日からです。
法人税率は下がるのですが、国と道と町の配分が変わります。
国が徴収する率が増える(+5.9%)一方、地方の率が下がります(道-2.2%、町-3.7%)。
その差は地方交付税で調整して配分する国の方針です。
固定資産税は、災害時の避難施設や特定再生エネルギー発電設備などにおいて軽減税率が適用されます。
町制施行100周年記念事業決算
100周年記念事業は1,747万円で決算されました。
大きなものは記念グッズ(絵馬、うちわ、のぼり、ピンバッジなど)制作費、記念誌などの印刷製本費、交流会などの食糧費といった需用費の806万円や、記念映像制作委託料345万円、記念碑設置216万円などです。
今回制作した浦河讃歌ですが、曲と詩は完成し、編曲中のためお披露目はもう少し先になるとのことです。
町有地の売払い
JR浦河駅前の633㎡をタイヤ販売店に売却する報告です。
国道拡幅工事の代替用地として取得したものですが、事業は終了しており、また購入の申し出があったためとしています。
売却金額は405万円(6,400円/㎡)で、5月中に契約する予定です。
平成4年の取得当時は19,000円/㎡でしたが、付近の地価低下や盛土造成の当事者負担が500万円程度かかる事情を勘案したとのことです。
個別の契約内容は妥当なのかもしれませんが、その前にそもそも築地をどのような地区にしていくのかという方向性やその中での位置づけが必要なのではないでしょうか。
公共下水道の長寿命化
平成4年に供用開始された下水道設備の老朽化が進んでいます。
全体の中から特に重要度が高いと判断した部分について、予防保全を計画的に進める考えです。
壊れてから直すという事後保全では、生活に支障が出たり、コストも余計にかかってしまうからです。
町内上下水道施設の議会視察(昨年10月) |
全体としては計15年間にも渡る計画ですが、今回案として提出されたのは第1期5年間(2016~2021年)にかかる事業費概算5億4500万円の部分です。
具体的な内容は専門的すぎてわかりませんが、財源は半分が国の補助金、残り半分は町の起債です。
これによる受益者負担の増加は想定しておらず、今後の下水道料金の値上げは検討していないとの説明でした。