浦河町国民健康保険税条例の一部改正(専決処分)
以前の委員会でもかかっていた国民健康保険の「課税限度額の引き上げ」と「低所得者に対する軽減措置」の件です。
国の法律改正にあわせて、町の条例も文面が変更されました。
その専決処分の報告です。同じようにどの市町村も条例改正が行われているはずです。
厚労省の説明資料がありますが、ちょっとわかりづらいですね。
昨年度の改正時のものにはなってしまいますが、この「All About」の記事がわかりやすいかもしれません。
町内小学校で発生した事故に係る訴訟(報告)
2014年4月に町内小学校で子どもの転倒事故がありました。
保護者から小学校設置者である浦河町に対して慰謝料を求める訴訟がありましたが、棄却された旨の報告がありました。
小中学校で使用する教科書の謝礼問題(報告)
各社報道のとおり、全国で教科書会社が教員らに検定中の教科書を見せ、謝礼を渡す事案がありました。
その北海道教育委員会の調査結果が報告されました。
北海道内で謝礼を実際に受け取ったのは延べ380名。
しかし教科書選定委員会の議事録精査を通じた調査の結果、金銭授与が採択そのものに影響を及ぼした事例はなかったとのことでした。
対応として、謝礼は全額返却、選定委員の資格再調査を行うとしています。
浦河町で採択される教科書は、日高管内7町村の共同採択によるものだそうです。
つまり、7町村はどこも同じ教科書を扱っているということですね。
まちなか元気ステーション整備計画(案)
以前も案件にあがっていた「まちなか元気ステーション」の継続審議です。
主に当該施設の「立地」と「目的や内容」をめぐる議論でした。
町側から新たな見解はなく、あらためてこの計画についての質問や意見がありました。
候補地のMiO空きスペース |
まず立地ですが「今まで役場庁舎内で完結していた関連窓口への案内や連携に不便が生じるのではないか」との意見に対して「利用者に不便が生じないよう、やりながら仕組みを考えていく」との考え方が示されました。
また移動手段にかかわる利便性については、別途設けられている「地域公共交通確保維持改善協議会」でも議論されていきます。
さらに検討にあたっては「やはり家賃・使用料の議論抜きには委員会として結論できない」との意見が出ました。
具体的な金額は契約先他関係者との兼ね合いもあり、前回ともに難色が示されていましたが、参考価格として施設使用料の定価が示されました。
報道には出ていましたが、一応ここでは差し控えたいと思います。
次回はMiOではなく新設にした場合の参考価格の提示も町側に求め、今回示された参考価格も踏まえながらの議論になります。
続いて目的や内容についても議論されました。
改修計画図案(再掲・クリックで拡大) |
前回と重複になりますが、私からは下記の通り意見しました。
介護予防や認知症を念頭に置いた町民の健康増進、子育て支援といった目的は理解できるし、推進すべきだと思うが、それは執行側として推進したい施策に過ぎない。
まちなか元気ステーションはその「目的」を達成するための「手段」。
まず来てもらえばければその目的は達成されない。
きちんと町民が進んで利用したいと思えるような施設にすることを強く要望する。
また(総務産建委の話題かもしれないが)そうしてMiOの中に集客装置をつくるならば、健康や福祉といった観点だけでなく、MiOのまわりにある中心市街地・商店街のビジョンも必要だ。
これに対して山根副町長は「喜んでもらえるものをつくるのは当然で、商店街として何が提供できるかももちろん考えていかなければならない」と答弁がありました。
前回含めて他の意見も様々ありましたが、これらの点も踏まえて具体的に深掘りしていくため、次回は見取り図の改善案の提出が求められました。
学校ICT推進委員会(追加)
その他で木下委員より学校ICT推進委員会について案件提案があり、了承されました。
まわりの町民のみなさんからも関心の高かったタブレットですが、導入にあたっては推進委員会を設けて議論していくと説明があったところです。その内容についてです。
今回の厚生文教委員会と同日の17日(火)15時半より第一回目が開催。
構成員は校長、教頭が各一名、各小中学校教諭が2名ずつとのことでした。
議論する内容はICT環境整備と利活用方法の検討だそうですが、具体的にはタブレットの機種や学習ソフトの検討と選定、そしてその利活用についてでした。
今後は月に1、2回開催していく予定です。
現場の教員や担当職員は教育の専門家ですが、いくら導入にあたって勉強したとしてもICT分野の専門家ではありません。
昨年は文部科学省も手を上げた自治体へのアドバイザー派遣事業を行っていますし、導入が決まったからには、検討や実施にあたって専門的知見も汲み上げるようにしてほしいと強く要望しました。