B型肝炎ワクチン接種事業
1歳未満のお子さん(今年の4月1日以降生まれ)に対して、B型肝炎ウイルスの感染予防の内容が報告されました。
任意ではありますが、全3回分すべて町が助成します。財源は地方交付税が当てられます。
家庭的保育事業等に関する条例改正
全国的に保育士確保が困難な状況のため、小規模保育事業所等での保育士配置要件が緩和されました。
また、建築基準法の改正に伴い、同事業所での避難用設備の構造要件が緩和されました。
浦河町には小規模保育事業所がないため具体的な影響はありませんが、このように国の法改正によって細かく町の条例も変更する必要がでてくることがあります。
浦河日赤の診療時間変更
浦河日赤の診療時間が、10月1日から変更があると委員会で報告がありました。
耳鼻科は、医師の退職と産休により一コマ減り、火曜の午前と午後、金曜の午前と午後の四コマになります。患者数がもともと多くなく、影響は大きくないそうです。
循環器系は利用者が多く、要望していたそうですが、毎週水曜午前と少し増えました。
先般、「浦河の医療機関を守る会」で北見の市民団体をお招きし、取り組みを紹介いただいたそうです。
その中では、医師や看護師も地域の評判を耳にして影響を受けるため、選ばれる地域をつくる必要性があること、それから地域として歓迎する場を持つことの重要性が語られたと報告がありました。北見ではボランティアで取り組まれているようです。
良くも悪くも、昨今は何事にも地域間競争の原理が働いてきていると感じています。
細かい点を近隣町村と争うのではなく、協力し、地域をもっと広い視野で考えなければならないと思います。
小中学校へのタブレット導入
賛否のあったタブレット導入ですが、いよいよ9月26日に納品となります。
学校内のLAN工事は冬休みとなっていますので、まずは朝学習や放課後学習といった時間に、ローカル(端末)で学習アプリで触れていくことからはじまるようです。
導入したからには、子どもたちのためにしっかりと活用できるように、行政としても責任をもって取り組み、工夫を重ねていっていただきたいと思います。
浦河高校通学費補助の請願
住民からの請願があった本件、どのように議論を進めていくかがまず話し合われました。
私からは北海道内各地の同規模自治体や高校の事例をいくつか調べて提出していましたが、事務局からわかりやすくまとまった資料にして配布いただきました。
他、浦高生の通学実態や定期代等の料金をまとめた資料も提出されました。
私の資料をみてもわかる通り、また先日は日高管内の通学費助成の実態が地元紙で報道されたこともあり、まずは感想として、基本的には何らかの助成は必要なのではないかという委員会の印象でした。
しかし委員からは
「定期券でなく、バスカードを使っている子も多いはずだ」
「高校生だけでなく、中学生のことも考えなければ不公平」
「公共交通機関が対象なのか、車での送迎も対象なのか」
と、様々な意見や疑問があり、もう少し細やかに町内の子どもたちの通学実態を調べることになりました。
私自身は浦河の高校生の知り合いがそれほど多いわけではありません。私にでも、他の委員にでも構いません。実状をお聞かせくださいませ。
一年半以上使用されていない浦河駅 |
今回は、一般質問でも交通に関わることを質問しますが、3年間浦河で生活してみて、現実として車(やバイク)は必要不可欠だと感じます。
浦河に限りませんが、地方においてこうした状況を生んだ責任は、道路を要望してきた地域にあるのか、その要望を汲みとって力にしてきた政治にあるのか、その政策に相互に依存してきた財界にあるのか、そうした状況を容認してきた国民にあるのか。
きっと全員にあると思います。しかし、誰のせいかと責任論で語ることには意味がありません。
交通は、ほとんどの自治体に専門部署が存在せず、住民にとっても空気のようなもので、関心もさほど高くありません。
が故に、日々の生活でもっとも重要なことであるにもかかかわらず、何かあったときに慌てて考え始めるという状況を生み、交通はいわば自治体行政の盲点になる構造がわかってきました。
人口が減れば不便になって当たり前は、本当に当たり前なのか。不便だから人口が減ってしまうのではないか。
まだ考えはまとまりませんし、JR日高線を巡っても国の交通政策については大いに疑問を感じるところではあります。
ただひとつ言えることは、どんな状況であっても、自治体としても未来に向けて知恵を絞り、何らかの対策を考えなければならないことです。
そのひとつの方策として、高校生の免許取得を提案させていただきます。ご意見お寄せ下さい。